22 9月

『オランダ事情』講演会&懇親会

とんでもない猛暑、そして台風や地震という災害が記憶に残る夏となってしまいました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

9月2日(日)プロント日本橋3丁目店にて、『オランダ事情』講演会&懇親会を28名の方々のご参加を得て行いました。前夜よりの雨が心配されたものの午後には上がり、まさに講演会日和。ここしばらくのイベントレポートを見返してもお天気に恵まれること非常に多く、FAN会員の晴れ男&晴れ女力を実感します。

この日の講師は、前オランダ経済省企業誘致局駐日代表部(オランダ王国大使館)シニアプロジェクトマネジャーで、FAN会員でもある皆越尚子氏。1981年から36年間一貫して日本企業のオランダ進出に携わられ、昨年退官されたばかりです。ナマの現場に精通する皆越さんの引き出しからは、紀元前のオランダの生い立ちから始まり、社会・政治・経済・産業の特徴、王室について、そして最新テーマとして持続可能エネルギー・農産物輸出世界第2位の農業・BREXIT・働き方・アムステルダムゲイプライド(に代表される性的/人種的)マイノリティーの許容・教育の多様性・個人の尊厳を全うする安楽死事情、そしてもちろん歴史的な日本とのつながりから現代の連携と、お話が溢れ出し、会場はオランダ情報で満ち満ちていました。1時間という時間制限が口惜しいほどで、各々独立したテーマとしてより深いお話を伺いたいと思うばかりでした。

 

皆越さんの講演の中で印象に残ったオランダ人の特徴をいくつか書いてみましょう。

  • 公平、平等、フランク、自由。水害など共通の敵に対してはまとまるが、平和な時には自由主義。
  • 右に倣えはしない。たとえ同じ意見でも、違う切り口、違う言い方で自分の意見を述べる。
  • 個を大切にする。人と社会に迷惑さえかけなければ何でもあり。
  • 何でもありだが、常識と秩序がある。

「ヌーディストビーチに入るのであれば、自分もヌードにならなければ」。
これは、懇親会中に参加者からヌーディストビーチが話題になった際の話です。インパクトのある一例ですが、なんでもありに見えるオランダ人が自由と公平と秩序を大切にしていることを表しているでしょう。

皆越さんの講演でオランダ一色に染まった会場。懇親会に入っても、「オランダあるある話」で各テーブル和気あいあいと盛り上りました。懇親会のMC、白石副会長から参加者ひとりひとりをご紹介し、「なにか一言」とマイクを向けさせて頂くと、最初はご遠慮されていても、「オランダ」という共通ワードがある安心感からか、皆さん次々と関わられている活動や、オランダでの経験を話して下さり、参加者同士の距離も縮まりました。予定の3時間はあっという間に過ぎ、お名残惜しい中散会です。また是非次回のイベントでお会いしましょう!

 

ようやく秋の気配が訪れ、これからはあっという間に年末を迎えご多忙とは存じますが、FANとしてはこれからも皆様とご一緒できる機会を作っていきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

22 7月

「夢の島熱帯植物園・第五福竜丸展示館」見学&夢の島マリーナ・クラブハウス懇親会

毎日うだる暑さが続きますが、お元気でお過ごしでしょうか。

さて、ご報告が遅くなりましたが、FAN恒例のフィールドイベントを6 月 17 日(日曜日)に行いました。

今回は「夢の島熱帯植物館」「第五福竜丸展示館」の見学会と、夢の島マリーナクラブハウスでの懇親会です。

夢の島熱帯植物館大温室は、熱帯雨林を環境モデルとして造られています。館内にインドネシア、南アフリカ、カリブ海地域原産の植物も展示。これらの地域は歴史的にオランダとの関係も深く、オランダの植物園でも多く展示されています。

第五福竜丸 夢の島に隣接する「第五福竜丸展示館」は、昭和 29年3月1日に太平洋のマーシャル諸島のビキニ環礁でアメリカが行なった水爆実験によって、航行中の第五福竜丸は「死の灰」の放射能の被害を受けました。当館はこの 7 月から 1 年の改装工事に入る予定なので、この機会に忘れてしまいがちな悲惨な歴史に思いを寄せたいと考えました。

懇親会@夢の島マリーナ・クラブハウス 見学会終了後は昼食懇親会を行います。会場は夢の島マリーナ・クラブハウス。ヨット関係者のメンバーズクラブで、今回FANメンバーからの紹介で、ヨットハーバーを眼下に望むオーナーズルームを特別に利用させていただけます。因みに、ヨットという名称が歴史に初めて登場するのは、14 世紀のオランダとされており、ヨットyacht の原語はオランダ語のjacht です。日照時間が日に日に長くなっているオランダでは、 休日、あるいは仕事を終えた後、運河を優雅にクルーズする人々の姿をよく見かけます。オランダライフに思いをはせながら、さわやかな初夏の午後を過ごそうというのが主旨です。

 

さて、おかげさまで当日は梅雨の最中にもかかわらず、雨も降らず、暑くもなくフイールドイベントには絶好のお天気に恵まれました。

待ち合わせの新木場駅改札口には全員定刻にお集まりいただき、第五福竜丸会館→熱帯植物園→マリーナレストランでのランチ→オーナーズ・クラブハウスでの懇親会と予定のスケジュールを無事に楽しむことが出来ました。

ただ一つ想定外として、レストランが好天の日曜日に恵まれたため、沢山のヨットマンと家族で大盛況。そのため予定のランチのパエリヤが売り切れ、やむなく全員ペペロンチーノパスタにせざるを得ませんでした。

懇親会では、梅雨の晴れ間、クラブハウスのデッキで海風に吹かれながら新会員を迎えながら大いに飲み、語り合いました。25名の参加者には少々多すぎるかなと思いながらワイン6本、ハイネケンビール24本、お茶や氷やおつまみなどをフウフウ言いながら担いで持ち込みましたが、皆様の胃袋に納めていただき、なんと帰りは手ぶら。

懇親会の後は三々五々の解散となりましたが、希望者で今回お世話になったオーナーにご挨拶を兼ね、係留中のヨットを訪問。皆様と良い一日を過ごさせていただくことができました。

 

そうそう、最後に。オランダからは外れますが、熱帯植物園で説明員のボランテイアの方から「お釈迦様の木」に因む3本の木について、有難いご説明を聴かせていただきました。

無憂樹…お釈迦様の母親がこの花に手を差し伸べた時、安らかお釈迦様が誕生しました
インド菩提樹…この木の下でお釈迦様が悟りを開いたとされます
沙羅双樹…『平家物語』で知られますが、お釈迦様入滅の木です。

詳しい説明と実物にご興味のある方は、ぜひ熱帯植物園に足を運ばれてください。

今回、懇親会場のスペース上、参加者を25名以内に制限させていただいたため一部参加ご希望の方をお断りせざるを得ず大変ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。

FANではこれからも魅力的なイベントを企画しご案内をさせていただきますので、皆さまには奮ってご参加くださいますようお願いいたします。

 

10 2月

2018年FAN新年会

2018年が始まったかと思いきや、もうすでに2月です。寒い日が続きますが、4日の立春も終わり、後は春を待つばかり。

ご報告が遅くなりましたが、1月21日14時より「FAN新年報告会&懇親会」を開催いたしました。
なんと、翌22日、東京は4年ぶりの大雪で街中大混乱のあり様でしたが、幸いに当日は暖かく絶好のお日和。

一日遅れだと本会は100%開催できず「今年のFANは春から縁起がいいわい」とつくづく感じた次第です。

先ずは、村岡会長から新年のご挨拶、2017年度会計・監査報告、昨年度活動報告に引き続き、新年初笑いということで落語を一席ご披露させていただきました。

演じるのはオランダつながりで日ごろ親しくお付き合いをいただいている、江戸連からご紹介の「長太楼」師匠(本名:大滝長孝さま)です。

師匠はもと世界を股にかけて活躍されたビジネスマン。定年退職を機に落語学校で趣味の落語に磨きをかけられ、今年で10年になる脂ののった落語家です。

演題は「宿屋の富」というお馴染みの古典落語。但し、今回FANの会ということで、師匠には何かオランダにちなんだお噺もお願いできないかとご相談させていただいたところ、前段に、レンプラントやゴッホなどを軽妙に取り入れたオランダの美術館での小噺を入れていただき本題へ。一同「流石!」と大笑いしながら堪能させていただきました。

初笑いでお腹が減ったところで食事会。まずは佐倉日蘭協会副会長の山岡さまに乾杯の音頭をお願いし、お腹も落ち着いたところで、初参加の方に自己紹介をお願いしました。ここでは素晴らしいハーモニカの演奏をご披露いただいたり、1980年代オランダに光学機器メーカーの駐在員として勤務されたご夫妻からは、フェルメールの絵に描かれた顕微鏡から、顕微鏡がオランダで発明されたことが窺えるなど興味深いエピソードを聞かせていただきました。改めてFANでの素晴らしい仲間との出会いを感じた次第です。

ビール、ワイン、カクテル、ウイスキーなどなどで会も佳境に入ったところで、思いがけず参加者から素敵なプレゼントのご提供。早速、FAN恒例のジャンケン大会を開催、参加者全員気合を入れての争奪戦となり大いに盛り上がりました。こうして、あっと言う間に予定の5時となり、次回再会を期し散会となりました。

ところで、ご覧の当日の集合写真ですが、師匠を囲んだ前方に世話人たちの大きな顔が並び、お招きした参加者の方が後ろに小さく写るという大変失礼なことになっています。これは世話人が皆さまを先に誘導させていただき、その後世話人が並んだためで決してシャシャリ出た分けではありませんので、くれぐれも……。

最後になりましたが、今回ご参加いただきました皆さま、落語で難しい注文をお願いした長太楼師匠、乾杯の音頭を取っていただいた山岡さま、そして休日にも関わらず、貸し切りや時間延長などいろいろな無理を快く引き受けていただきました会場の「プロント日本橋3丁目店」の店長さんに心から御礼申し上げます。

 

おまけ。翌日の模様です。